財布がないなど盗まれたと訴えてこられた時
明けましておめでとうございます!
みなさま、本年も宜しくお願い致します。
かえる+チェンジが愛読している「月刊DAY」というデイサービスの雑誌ですが、いつも参考になることが書かれています。
1月号には「財布がない!誰かが盗った!」と訴えられた時と題したコラムがありました。
これはデイサービスあるあるで、財布、メガネなど貴重品が無くなったとおっしゃって人のカバン等を探ったりすることもあります。まず来所時に確認したいのは
・持ってきているもの(財布、ケータイ、杖など)
・着ている服装(上着を着てきたかいの?ゲームが始まるからw)
・メガネ、アクセサリーを確認しておく(目視でOK)
です。
基本的にデイサービスは、家から施設、終わったら施設から家に送迎させてもらい、現地でのお金の支払いはないので、「貴重品はなるべく持ってこないように」お願いしているところが多いです。
ただ現場レベルでは、利用者さんが良かれと思って、職員に「お小遣い」を持ってくることも珍しくありません。
もちろん受け取ることはありませんが、それを利用者さんから他の利用者さんに渡していたケースも聞いたこともあり、かなり気を遣っている部分ではあります。
ここでややこしいのが認知症が入っているパターンです。つまり「実際には持ってきていないんだけど、持ってきたという記憶違いでトラブルになる」ことです。
※上野もよく物をなくすのですが、物が無くなった!と思うと、他のことが考えられずに物を探すというパターンに陥りますw
その場合のことも詳しく書かれています。


現場としてできることとして
・盗まれた!といく気持ちにならないための環境調整
・来所時にカバンの中身を確認
・一緒に探すと被害妄想を増幅させる可能性があるので、探すものは来所時に持ってきたものだけにする。
などが書かれています
短期記憶障害というものがあります。
子供の頃の記憶は覚えているけど、数分前の会話や昨日の出来事を忘れてしまうことです。
無くなった!と思っているものが、ご本人にとって大切にしているものであることが多いので、双方のためにもデイサービス側も利用者さんの持ってきたものを見ておくことは必須です。
気持ちよく利用してもらって、スタッフも気持ちよく働ける環境でありたいですね^^