マンションを購入するときの注意点
いつもありがとうございます。FPよこやまです。
今日はマンションを購入する時の注意点について話をしていきますね。
マンションと一戸建てはそれぞれメリットデメリットがありますが、今日はそれについてではないため、割愛します。
マンションにおける最大の注意点は修繕費用!!
参考になる記事がありますので、是非読んでみてください。
2022年、タワマンの「大量廃墟化」が始まることをご存じですか:マネー現代
ここで話されているのは、いわゆる修繕費用に関してです。
どんな問題が起こるのか、説明していきますね。
まず前提として、マンションには「管理費」というものが存在します。
一戸建てには無い概念ですが、マンションはほとんどの場合、共用部分がたくさんあり、階段やエレベーターや電気関係の管理、共用部分の清掃、将来的な修繕積立金、管理人さんの人件費及びそれらを統括する管理組合のために使われるお金が「管理費」です。
この中で注意すべきなのが修繕積立金についてです。
ここで質問なんですが、管理費が毎月30000円かかるマンションと、毎月10000円かかるマンション、あなたならどちらに住みたいですか?
多くの方が、10000円の方を選ぶと思います。
更に言うと、3500万のマンションを住宅ローンで購入した場合(年利1%固定)、毎月の返済額が98799円になりますが、それに30000円を足すことができますか?ってことです><
正直10000円でも厳しいとは思います。
ですが、この管理費って安いほうがいいんでしょうか?
マンション購入時に修繕計画書によって確認を忘れずに!!
実は管理費は安ければいいとは言えないんです。
なぜなら、その費用割合を見たら金額が上がれば修繕積立金も上がっていくからなんです。
どういうことかというと、多くの場合は初期設定の修繕積立金では30年スパンで見たときにまず足りなくなってしまいます。
当然ですが、、毎月の積立金額が減ったら、予算も減っちゃいますよね?
マンションの修繕は15~20年ごとに1回。できれば15年で修繕することが望ましいと言われていますし、30年経過時には何億円という大規模修繕費用が発生してきます。
修繕積立金が少ないと、このための費用が足りなくなる可能性が、大いにあります。
では、どういう対処をするのか、それは修繕スケジュールの繰り延べ。つまり15年で修繕するはずが、20年経過するまで待とう!!ってことですね。
さらには、途中から修繕積立金の増額要請が管理組合からある。
若しくは、30年後の大規模修繕の前に1世帯当たり数十万円の請求がある。
この辺が考えられます。
100歩譲って、修繕の先延ばしは譲歩するとしても、毎月の増額、一時金の支出ってどうですか?
なかなか厳しいものですよね。
不動産屋は購入を容易にするため修繕積立金を安く設定
基本的に不動産は、マンションが売れたらなんでもいいと思ってます。
つまり買った後のことなんて、管理組合で何とかしろってスタンスです。
とうぜん、管理費などについて説明は受けますが、ほんとにさらっと説明は終わってしまいます。
先ほどの積立金増額に関してですが、管理組合で議題に上がり、一時金の徴収が決まっても、一部の住民がそれを支払い拒否したらどうなるでしょうか?
そのほかの住民の負担が増えますよね?
それって払っている人が許すはずないです。
結果的に、修繕できない状態が何年も続いてしまうのです。
この結果が気になる人は、「団地 廃墟」でググってください。
同じような問題の起こったマンションのなれの果てが写真で見ることができます。
修繕計画には要注意!!
もし、マンションの購入を検討しているのであれば、不動産屋にマンションの修繕計画を詳しく聞いておきましょう。
雑に「組合で話し合って決めてくので大丈夫です!」的な答えをする人も多くいますが、結局は方針が決まってないのと一緒ですからね。
もちろん、何も問題なく修繕が行われているマンションも多数あります。
ですが、今の日本では家を購入する能力の乏しい人にもとにかく販売している傾向にあります。
よって、そもそも積立金増額に耐えられない家庭もあるわけです。
一般的に、部屋価格や管理費用が安いマンションに起こりがちな問題です。
十分注意して購入をしましょうね!!