日本人がお金持ちになれなかった理由2

いつもありがとうございます。FPよこやまです。
引き続き、日本人がお金持ちになれなかった理由話していきたいと思います。

投資が必要だと認識した人たちは、証券会社に刈り取られる

日本人の中でも、投資の必要性を感じて証券会社の門を叩く人たちもたくさんいました。

しかしながら金融業界のハイエナどもは、それをただの獲物だと認識していたようです。(当然、中にはちゃんとしたものを提供する証券マンがいますが、そうでないことが多数)

基本的な金融業界の人たちの考え方は、「お客さんのお金を使って、こっちがお金儲け」です。

資産を増やしてあげよう!っていう感覚ではありません。

証券業界の報酬体系がそうさせてしまう

証券会社の報酬体系は、販売時の手数料に特化されています。
買付手数料が3%前後
信託報酬が1%前後
といわれています。

つまり、500万円の投資をした場合、15万円は手数料で取られてしまいます。
そして毎年、信託報酬として5万が取られていく、、と。

購入時:500万ー15万(3%)=485万
1年後:485万ー48500円(1%)=4,801,500円
2年後:4,801,500円ー48015円(1%)=4,753,485円

というように2年で25万円近くを減らしていく仕組みになっています。

これを取り返すために最低3%前後の運用をしないとどんどん資産が目減りしてしまいます。

証券会社がオススメ(報酬が高いモノ)する商品で3%を超えるものがどれだけあるか、、、っていうのもありますが、、これはまだかわいいモノです。

1%より3%もらえたほうがいいよね

って当然考えちゃいますよね。

そうなんです。証券会社は手数料をたくさんもらうために、もう一度購入をしてもらうんです。

「え?追加資金を投入するってこと?」

そんなわけないですよね。わざわざもう一度お客さんから資金を引っ張ってくるのは、大変です。
そんなめんどくさいことをするより、すぐそこにあるじゃないですか。

すでに投資した500万円が(秒で485万まで減ってますがww)これをいったん解約させて、また別の商品を買わせたら、また3%ゲットできますよね。

はい、ここで485万→145500円が手数料として引かれ、資産は4,704,500円になるわけです。

あとはこの繰り返しで、どんどん資産が溶けていくっていう寸法ですね。

商品を転がしていく中で、いつかはいい商品に出会えているかもしれませんが、そんなのお構いなしに、どんどん転がしていきます。

報酬体系が資産を減らすことでたくさんもらえるようになってる

これまで書いてきたように、証券会社の報酬はお客さんのお金を増やすことよりも、何度も売買させて手数料を取ったほうが儲かる仕組みになっています。

何度も言いますが、証券会社はあなたの資産が増えようが減ろうが、どうでもいいと思っている人が多いです。
できれば増えたほうが、もっとお金を引っ張れるからありがたいけど、増えてなくても、お金引っ張れるからいいよね。ってことです。

資産運用するときは、自分で勉強してネット証券で手数料がかからないものを購入するか、誰かに相談するときも報酬体系が極めて重要になってきます。

金融業界は、信用できそうな見た目で、全く信用できない人、多いですからね。注意しましょう。

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