いつもありがとうございます。FPよこやまです。
独立開業した人たちや、副業を立ち上げた人たちの中でよく話題になるんですが、開業に伴って、「開業届」って提出しないといけないの？ってことについてです。

結論から先に言うと、別に出す必要ないんじゃない？と思ってますww

ちゃんと説明していきますね。

そもそも開業届とは？

開業届とは、事業を開始した際に税務署に提出をする
「個人事業の開業・廃業等届出書」
のことを言います。
つまり、開業したら開業届、廃業したら廃業届を提出してねーってことになっています。

これは、店舗を持っているからとか、副業だからとか、売上が少ないから、、、ということで、出さなくていいっていう話ではありません。

ただし、出さなかったからと言って、罰則があるわけでもないんです。

、、、じゃぁ、何のために出す書類なの？wwってことになっちゃいますよねww
そうなんです、よくわかんないんです。
よくわからない書類だから、必要かどうか判断がつかない方が多いんでしょうね。

開業届を出すメリットとは？

開業届を出すメリットについて話していきます。

青色申告で確定申告をすることができる

青色申告をするには、事前に税務署に、「私は今年から青色申告しますよー」って言っておかないといけません。
そのタイミングで開業届の提出を求められるんです。

青色申告をすることによって、控除を65万円（又は10万円）の控除を受けられるようになります。
これによって支払う税金を減らすことが可能です。
税率が10％の人は単純に所得税65000円払わなくてよくなるって計算になりますよね。（住民税にも反映されます）

そして、赤字の繰り越しもできるようになるため、ありがたいです。

さらに青色専従者給与という制度も使えるので、家族に支払った給与も経費に充てることができます。

ただし、確定申告をする際に複式簿記、発生主義会計、貸借対照表の作成が必須になっていしまいます。

そうなってしまうと会計の知識がない事業主は、税理士に決算の依頼をしないといけなくなります。
白色申告であれば、なんとか自力で作成することができますが、青色になるとかなりハードルが上がるため、外部に委託するようになると思います。

結果として税理士の費用が掛かってきてしまうため、費用対効果はちょっと怪しいです。

屋号名義での口座開設が可能

屋号のついた口座開設が可能になるので、会計を分けやすいというメリットはあります。
が、そんなことは個人名義での口座でもしっかり分けることは可能なので、大したメリットとは思えませんww

開業届が必要な業種には提出必須

メリットというのはどうかと思いますが、特定の業種を開業するために、開業届を提出しないと、開業ができないという点で、必要な書類になってきます。
僕がコンサルに入っている整骨院なんかも個人事業で始めたときには開業届を提出しています。
そのほかにも行政に提出する書類がある職種の企業に関しては、提出を求められることが多いため、その場合も開業届を出す必要が出てきます。

開業届を出すデメリットとは？

反対に開業届を出すデメリットとは、しいて言えば税務署があなたの開業を把握することになるってことです。

そもそも、税務署に書類を提出する＝あなたの事業の存在を税務署が把握することになり、
「絶対に税金払ってね」
と言いたいかのように、税務署からの書類が届くようになります。

当然ながら事業をしていく中で確定申告は必要ですが、税務署に自分の事業を補足してほしいか、と言われたらあまりしてほしくないですよねww

確定申告を一回でもしたら、それは開業届を提出したのと同義として扱われるので、わざわざ出す必要ないって思っちゃいますよね。

さらに注意すべき点でいうと、サラリーマンを辞めて起業する場合には、やめた後で失業手当がもらえるはずですが、開業届を出してしまうと、失業状態として取り扱われなくなってしまうため、給付が受けられなくなります。

そして、開業届を出すことで家族の扶養に入ることもできなくなる可能性があります。
それも大きなデメリットですよね。

まとめ

このようにメリットもデメリットがあります。
しかしながら、起業当初は売り上げも大きくなく、いろんな経費を抑えたいことも多いため、受けられるメリットよりもデメリットが大きくなってしまうことが考えられます。

当然業種によって違ってきちゃいますが、フリーランスなんかはデメリットの方が大きいかな？と感じます。

結果として、開業届は出さなくても問題ないと考えています。

自分の場合はどうなんですかー？って相談も受けますので、何かあったら相談してくださいね^^

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