年金って破綻するんでしょ?じゃあ払わなくてもいいよね?

いつもありがとうございます。FPよこやまです。

今日は年金に関してです。今、世の中でも言われていますが、将来の年金受給額は期待できない。
自分で貯めたほうがまだましだから。
っていう話とか聞いたことがあるかと思います。

では、年金なんか払わずに無視し続けたらどうなるのか、、、考えてみたいと思います。

そもそもサラリーマンは払わないという選択肢はないw

そのままですね。サラリーマンの収入に関しては国に捕捉されていますww
まず逃れることはできない、と考えてください。
生活の(ほどほどの)安定の対価として、収入は完全に把握され、課税や社会保障費の徴収から逃れることはできません。

本当に五公五民くらいの割合で回収していきます。
耐え忍ぶしかありません、、、

サラリーマンという働き方をしていると、常に社会政策に振り回されるというわけです。

自営業者は年金を払わないほうがいいのか!?

皆さんが大きく勘違いしているところですが、年金というものは3つの保障で構成されています。
1.老齢年金:将来受給できる年金(多くの方が認識しているのはこれ)
2.遺族年金:残された家族に支給されるお金。
3.障害年金:一定の障害を負ってしまった時に支給されるお金。

ですね。
以前もお伝えしたかもしれませんが、支払う年金の正式名称は「国民(厚生)年金保険料」です。
あくまで保険としての立ち位置になっています。
さらに遺族年金、障害年金に関しては、かなりの期間継続した受給ができる保険なので、絶対に入っとくべきものです。
その時点でも絶対に入っていたほうがいいと、断言してもいいでしょう。

でも、将来もらえるお金は損するんでしょ?

そうと決まったわけではないのです!!
今現在、年金保険料は17000円/月額くらいですね。
20歳から60歳まで払い続けたとすると、816万円になります。

今、現在の制度では65歳から年金が受給できますね。
金額は約65000円/月なので、平均寿命85歳まで受給したとすると
65000×12か月×20年=1560万円
となります。
あれ?めっちゃお得じゃないですかww

では続いて、受給開始が70歳までずれ込んだ場合です。
65000円×12か月×15年=1170万円
これでもまだお得ですよね。
返戻率143%です。

最後に75歳まで受給開始がずれ込んだ時
65000円×12か月×10年=780万円
ここで元本割れを起こしました。
816万円-780万円=-36万円ということですね。

損をしているわけでは無い

結果的に75歳まで受給開始が遅れた場合、36万円マイナスになってしまいました(平均寿命が延びたり、平均寿命まで生きられなかったら、論理が破綻しますが、、)。

しかし、お忘れでしょうか?年金には遺族年金と障害年金という保障も付帯しています。
つまり、36万円でかなり手厚い保障に入っているのと同じですね。

これを月額保険料として計算すると750円/月で加入できていることになります。

何が言いたいかというと、めちゃくちゃ安く優良な保険に入れている、ということです。
民間の出るか出ないか怪しい保険に入るより100倍いいと思ってしまいます。

問題は金額が少ないこと

ここまでお話ししたように、年金の保障自体はコスパがものすごくいいです。ちゃんと払っていった方がお得だと思って問題ありません。
問題なのは金額が少ないため、「年金のみで生活ができないこと」なのです。

毎月65000円だと生活厳しいですよね?
当然足りないと思います。だから、年金以外に資産を築いていく必要があるわけですね。

みなさん、年金は割のいい保険です。民間の保険よりかなりいい保障が盛りだくさんの保障に入っています。

そう考えていれば、年金受給が今より10年遅く開始されても、あんまり腹立たないですよねww

まあ、生活していけるかは別の話なので、しっかり資産形成していきましょうね。
年金に頼らない、頼れない生活も想定しておくべきですよ^^

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