ストレッチで体が柔らかくなる仕組み!身体ってこんなことが起きているんです!
ストレッチは、ご存じの通り「伸ばす」こと。
身体を前かがみ(前屈)するときに足の裏側が全身の伸びをすると腕や体の側面が引き延ばされることを感じるかと思います。
このとき、体の中で何が伸ばされているのでしょうか?
多くの人は【筋肉】を思い浮かべたと思います。
これは間違いではありません。
正確には筋肉と「それに関わる軟部組織」です。
ストレッチで筋肉とその周囲にはある、腱、筋膜、靭帯、関節包などの結合組織を伸ばす動きを続けると、限界を超えて関節の可動域が広がって柔軟性が向上します。
その最大の要因は、
筋肉が長くなることにあります。
筋肉の仕組みのことになりますが、
筋肉は筋繊維という繊維状の細胞の集合体です。
この筋繊維は無数の「膠原繊維」からなり、膠原繊維は
「アクチン」「ミオシン」というたんぱく質による
「サルコメディア」(筋節)からできています。
「サルコメディア」というのは難しい言葉ですが、
柔軟性を左右するいわば「筋肉収縮装置」と思っていただけたらいいです。
筋肉の動きをコントロールする運動神経が
「縮みなさい!!」と命ずると、アクチンがミオシンの間に滑り込んで筋肉は収縮します。
反対にアクチンが滑り出ると筋肉は長くなります。
ストレッチを定期的+継続的に行うことでこのサルコメディアの数が増えると考えられています。
増えた分筋原線維が長くなり。関節可動域が広がって柔軟性が高まります。
豆知識として
運動後、入浴時に柔軟性がアップするのは
サルコメディアの数が増えたわけではなくて
血流がよくなって筋膜の柔軟性が一時的に高まっていたからです!
ストレッチで柔らかくなる仕組み!ぜひ知っておいてください!