認知症の記憶障害について
おはようございます!!
廿日市のリハビリ特化型デイサービス、かえる+チェンジの上野です。
今日は認知症についてのお話です!!
【認知症の中核症状について】
「中核症状」は認知症の人に必ず見られるもので、進行具合によって、障害の発現・程度が変わります。
記憶に関する障害
・記銘(きめい)の障害・・・新しく経験したことを思い出せない
・想起(そうき)の障害・・・記憶していることを思い出すことができない。
→もう少し踏み込むと
・短期記憶障害・・・今日の日付、何を持ってきたのかを忘れる、何度も同じことを聞いてくる。
長期記憶障害・・・祝日の名前、自分の通った学校、子供の名前、自分の職業など。
エピソード記憶の障害・・・学校や職場、子育てなどで、経験した体験を忘れてしまう。周りとの話が合わない。
意味記憶障害・・・ものや言葉の意味を忘れてしまう。「あれ」とか「これ」とか「それ」とかが多くなってくる。意思疎通が難しくなってくる。
手続き記憶の障害・・・学習やスポーツで経験したことを忘れる事。比較的体得した記憶は残りやすい。
🌟記憶障害は上から順番に始まるといわれています。短期記憶障害があるかどうかは、利用者さん含めチェックが必要です。
会話の中で
「朝は何食べましたか?」
「昨日は何をされていましたか?」
という何気ない会話の中で、あれ?と思うことがあります。それはこまめにチェックしていきましょう。
進行が速い人はあっという間に変わってしまいます💦